美白成分ロドデノールに注意!ー美白美容液による白斑症例のまとめー

美白成分のロドデノールを含有した化粧品の使用後に白斑や色素の脱失を生じた症例が相次いで確認され、それが配合されていたカネボウ美白化粧品が自主回収するという騒ぎになりましたが、その色素脱失の診療「手引き」を公表されたそうです。
※詳しくは日経メディカルオンライン
こちらのサイトによると治療にはタクロリムス軟膏などが使われているらしいです。ちなみにタクロリムス免疫抑制剤の1種でアトピー性皮膚炎にも使用される軟膏です。タクロリムス軟膏ではプロトピック軟膏を出始めの頃に1本使った事がありましたが持病の症状が全然緩和されなかったので中止しました。1本程度の使用ではよく分からなかったんですが、この薬も出始めの頃から副作用が色々問題視されているのでステロイド軟膏同様に使用には皮膚科の先生にちゃんと指導してもらうのをおススメします。でも長年飲んでいる内服薬に限ってはステロイドよりも副作用が少ない感じがしてます。
ロドデノールカネボウが開発した高いメラニン生成抑制効果があるとして美白化粧品に使用された美容成分。一部のカネボウ化粧品にしか使われてないようですが「似たような白斑症状がカネボウ以外の9社15製品で報告」とあり今一番のお肌の悩みがシミなのでシミケアに夢中になってうっかり被害を被ることになっていたのでは…と恐くなりました。

ちなみにロドデノールと似たような化学構造の美白成分で医薬品としても使われる「ハイドロキノン」がありますが、ハイドロキノン配合の化粧品は既に10年以上使われているが、これまでにロドデノールのような白斑の症状は報告されていないとのこと。でもこちらもかなり強い成分なので使い方を間違ったり配合パーセントが高いのを敏感肌の人が使うと炎症を起こしたりとトラブルが起こる事もあるらしいです。
シミはなくしたいけどトラブルはもっと怖い…でも美白とシミケアはずっと続けたいのでこれからも美白系成分には注視していきたいです。
白斑被害を引き起こさないためにもはじめて使うものはパッチテストをしたり、刺激があったり赤くなったりの炎症があったら直ちに使用を中止するようこれはコスメ全般を使う上での常識ですね。

また海外コスメを使う時の注意!海外コスメには日本では認可されてない危険性分が配合されている可能性があります。全成分がちゃんと記載されていて下記のような危険成分が入っていないかチェックした方がよさそう!
【日本未認可危険成分】
ホルムアルデヒド
メタノール
・赤色40号
ハイドロキノンモノベンジルエーテル(モノベンゾン)
過酸化水素


参照:
毎日新聞:白斑症状:カネボウ以外に11例報告 皮膚科学会特別委
毎日新聞:くらしナビ・ライフスタイル:美白化粧品の注意点は
BLOGOS:「カネボウ美白化粧品」、なぜか話題にされない“3つの重要な論点”
東洋経済:白斑被害はカネボウだけの問題なのか
@BEAUTISTの記事